腟・外陰炎を起こしている可能性があります。 特徴的なおりものとしては、性状が酒粕やヨーグルトあるいはチーズ粕様の白い・塊状のおりものであれば、カンジダ腟・外陰炎を起こしているかもしれません。これは抗生物質やステロイドを内服したり、糖尿病の方や妊娠を契機に発症することが多いです。また黄色~緑色の泡状であれば、トリコモナス原虫によるトリコモナス腟・外陰炎を起こしているかもしれません。軽度のおりものの増量であれば、特定の病原菌によるものでない細菌性腟炎を起こしている可能性もあります。 閉経後におりものの増量と腟の乾燥感、外陰部の違和感・痛みが伴えば萎縮性腟炎(老人性腟炎)を起こしている可能性があります。また、腟・外陰炎だけではなく、腫瘍によることも考えられます。例えば、子宮頚部にできるポリープ、内膜にできるポリープや筋腫等によってもおりものが多くなることがあります。さらに子宮頸がんや体がん、卵巣がんなどの悪性腫瘍によっても多くなることもあります。(それぞれの疾患についてはQ・・を参照してください) いずれにしても、婦人科の診察が必要ですので早めに外来受診をして下さい。. 外陰の毛のうに細菌感染を起こした毛のう炎や外陰にできた脂肪腫に感染を起こしたことが疑われます。 また、腟の入口部に通常片側性にでき物ができて大きくなって痛みが出てきた場合、バルトリン腺嚢胞に感染を起こし、膿瘍になってしまった可能性があります。 外陰部の広範囲に多数の潰瘍・水疱ができて、かなりの痛みを伴う場合、性器ヘルペスに初感染している可能性があります。 (詳細は性感染症を参照してください)いずれにしても早めの婦人科受診をしてください。. 閉経が近いのか、変なタイミングで出血し月経なのかよくわかりません。 様子をみていていいのでしょうか?. 肥満の他にもいろいろな病気の可能性がありますので、内科または婦人科を受 診することをおすすめします。婦人科の病気では子宮筋腫や卵巣腫瘍、腹水の貯留などの可能性があります。腹部の急速な膨満感や大量の腹水は悪性の病気を疑う所見のひとつでもあり、短期間に腹部がとびだしてきた場合は早めの受診が望まれます。また肝臓の病気からくる腹水や、腸の病気などの内科的な病気の場合もあります。. 外陰部にでき物ができて痛いのですが・・・ 外陰の毛のうに細菌感染を起こした毛のう炎や外陰にできた脂肪腫に感染を起こしたことが疑われます。 また、腟の入口部に通常片側性にでき物ができて大きくなって痛みが出てきた場合、バルトリン腺嚢胞に感染を起こし、膿瘍になってしまった可能性があります。 外陰部の広範囲に多数の潰瘍・水疱ができて、かなりの痛みを伴う場合、性器ヘルペスに初感染している可能性があります。 (詳細は性感染症を参照してください)いずれにしても早めの婦人科受診をしてください。. 腟から何か丸いものが出てきているのですが・・・ 子宮が下がってきて腟から出てくる子宮脱あるいは子宮下垂になっている可能性があります。排尿、排便時やおなかに力が入ったときに腟から丸いものが出て気づくことが多いです。出てきている子宮と下着がすれて出血したり、子宮と共に膀胱や直腸が下がってきて排尿、排便がしづらくなることもあります。治療は子宮が下がらないように腟内にリング状の器具を入れて下がらないようにするか、腹腔鏡で子宮全摘と膣壁形成する手術療法があります。. 閉経が近いのか、変なタイミングで出血し月経なのかよくわかりません。 様子をみていていいのでしょうか? 多くの女性では閉経が近づくと月経が不順となりますが、このときに起きる不正出血が見逃されやすいという問題があります。ちょっとタイミングが変だけど月経だったのかな、と思っていたものが子宮の病気からくる不正出血だったということが実は意外とあります。子宮頸がんや子宮体がんも前がん病変の段階や極めて初期で発見することができれば生命予後は良好です。この出血はおかしいかな、と思ったら婦人科を受診してください。また腟炎などの軽度の病気の場合もあります。. 時々、不正出血があります。なにか病気の可能性があるのでしょうか? 軽いホルモンバランスの乱れから、排卵時の出血、腟炎、子宮筋腫などの良性の病気によるもの、子宮や卵巣の悪性の病気による出血までいろいろな場合があります。問題のない出血もありますが、不正出血は重大な病気を早期発見する重要なサインでもあります。不正出血があったときには婦人科を受診してください。子宮がん検診や超音波検査、血液検査などを行って不正出血の原因を確認します。また腟からの不正出血だと思っていたものが、実は肛門からの下血だった、あるいは尿道からの出血だったという場合もあります。そのような場合には担当する専門科に迅速にご紹介いたします。不正出血は放っておかず、ご自身のお体を病気から守ってください。. 月経前にイライラしたり精神的に不安定になります。治りますか? 月経前になるとイライラする、精神的に不安定になる、頭痛がする・・・など、PMS(月経前緊張症候群)とよばれる病態は治療によってかなり抑えることができるといわれております。漢方薬や低容量ピルを用いますが、ご自身のお体に合っていて十分な効果を発揮する薬剤を選択した場合には、劇的に症状が改善しQOLが向上することが期待できます。ぜひご相談ください。. 最近、腹部がとびだしてきました。 どんな病気の可能性があるのでしょうか? 肥満の他にもいろいろな病気の可能性がありますので、内科または婦人科を受 診することをおすすめします。婦人科の病気では子宮筋腫や卵巣腫瘍、腹水の貯留などの可能性があります。腹部の急速な膨満感や大量の腹水は悪性の病気を疑う所見のひとつでもあり、短期間に腹部がとびだしてきた場合は早めの受診が望まれます。また肝臓の病気からくる腹水や、腸の病気などの内科的な病気の場合もあります。. 最近、下腹部が痛みます。婦人科に行くべきですか?内科ですか? 婦人科でも内科でもよいので受診をしてください。婦人科の良性の病気としては、子宮筋腫の炎症や圧迫による痛み、卵巣腫瘍のねじれや破裂、子宮内膜症などの可能性があります。良性の病気に比べると頻度は低いですが、悪性の病気としては子宮がんや卵巣がんによって痛みを生じることがあります。どちらであっても早期に発見し適切な治療に取り組むことが、一番お体にとってよい結果となります。また消化器の疾患としては、腸炎や大腸憩室炎の可能性もあります。北海道医療センターは各科が密接に連携しており、どの科にかかっても最終的には適切な担当科を受診できるようになっております。どこの科にかかってよいか迷ったときは、かかったことのある科、かかりやすい科を受診して状況をご説明ください。. 突然、下腹部に痛みが生じ、どんどん痛くなってきました。 婦人科の病気ですか? いろいろな病気の可能性がありますが、もちろん婦人科の病気の可能性もあります。卵巣腫瘍のねじれや破裂、子宮外妊娠、骨盤腹膜炎、卵巣出血などの可能性があり、緊急手術となるものが多いです。緊急手術を必要とする病気は、手術するタイミングを逃すとお体に深刻なダメージが生じる可能性があります。このようなときは早く病院を受診してください。また婦人科の病気以外にも、虫垂炎(盲腸)や尿管結石などの可能性があります。北海道医療センターは各科が密接に連携しており、どの科にかかっても最終的には適切な担当科を受診できるようになっております。かかりやすい科でよいので受診をしてください。. 性行為のあとから出血が止まりません。 何が起きているのでしょうか? いくつかの原因が考えられますが、性行為直後より鮮やかな出血が止まらない場合、腟や陰部に裂傷(切り傷)を生じている場合があります。手指の爪やアダルトグッズで傷つくこと、男性器によって傷ができることもあります。軽いものであればガーゼなどで圧迫したり止血剤を用いて治療できますが、深い傷の場合は麻酔をかけて針と糸で縫合しなくてはいけないこともあります。出血が多い場合、放置すると貧血となり危険なこともあるので婦人科にご相談ください。. 性行為をすると少量の出血をします。病気ですか? 性行為のたびに少量の出血が起きる場合には、腟部びらんやポリープを生じている可能性、また頻度としてはこれらよりは低いですが子宮頸がんの可能性があります。腟部びらんは子宮の入り口が炎症などでただれた状態で、多くは経過観察でよいとされます。ポリープはほとんどの場合良性で心配のないものですが、たびたび出血するようでしたら摘出します。ポリープの摘出は根が深くなければ外来の診察時に分でできます。これらの良性の疾患による出血であればさほどの心配はありませんが、子宮頸がんがある場合には早期発見、早期治療ができた場合とできない場合で生命予後が大きく変わってきます。性行為のたびに出血が起きる場合には婦人科を受診してください。.
力むと鮮血...不正出血と病気の可能性
産後、セックスで出血しました|医師・専門家が回答Q&A|ベビーカレンダー 性交時痛や性交後出血の原因は様々ですが、大きな原因として更年期にともなう女性ホルモン(エストロゲン)の減少が挙げられます。 また子宮内膜症などの子宮の病気や、性 性交によって大量に出血し、なかなか止まらない場合は、腟壁を損傷している恐れがあります。動脈を損傷している場合には縫合しなければ止血できないこともあり、緊急性を おりものが茶色いのはなぜ?生理前後や妊娠・病気のケースを徹底解説!|wakanote子宮内膜症 子宮の内側の内膜組織が子宮の外(卵管、卵巣、骨盤内など)で増殖する疾患です。 詳しくはこちらへ. 生理痛(月経痛) 生理が多い(過多月経)って どれくらいのことなの? 下腹部が痛い、痛むのが へそより下に痛みがある 繰り返すあるいは慢性の下腹部痛 性交痛 心理的要因. wakanote デリケートゾーン おりものが茶色いのはなぜ?生理前後や妊娠・病気のケースを徹底解説!. 子宮膣部びらん 子宮頸部びらんは、子宮口が赤くただれている状態をいいます。 自覚症状はほとんどありませんが、 20~30代の女性に多く見られる症状です。 性行為後に出血したり、おりものに血が混じったりすることがありますが、必ず治療しなければならないわけではありません。. クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)という細菌より小さい病原体による感染症です。クラミジア・トラコマチスは性交により子宮頸管の細胞に感染したのち、子宮内膜から卵管、骨盤の腹膜へと感染が広がり、子宮頸管炎、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎、そしてまれに肝周囲炎の原因となり、不妊症や、子宮外妊娠、骨盤の痛みやお腹の痛みを引き起こすことがあります。また、近年の傾向としてオーラルセックスによるクラミジア咽頭炎、アナルセックスによる直腸炎、クラミジアで汚染された手指の接触による結膜炎、そして妊娠中にクラミジア感染がある場合は切迫流早産、赤ちゃんが生まれるときに産道で感染して新生児の咽頭炎や肺炎を起こすこともあります。 症状は頸管炎ではおりものが増える、男性のばあいは尿道炎をおこすため尿道の軽い痛みやかゆみ、また、膿がでることがあります。卵管炎や骨盤腹膜炎になると発熱と下腹痛、肝周囲炎を起こすと右上腹部痛がでます。 診断のための検査方法は女性の場合は子宮頸管、男性の場合は尿道の粘膜を綿棒でこすって細胞を採取し、核酸増幅法などで検査します。クラミジア感染の約10%に淋菌感染を合併しているという報告があり、淋菌とクラミジアを同時に検出できる核酸増幅法は有用です。クラミジア咽頭炎の場合は咽頭を綿棒でこすって検体をとる方法と咽頭うがい液で検査する方法があります。 治療は抗生剤の内服ですが、パートナーも一緒に治療することが重要です。薬剤はマクロライド系の抗生剤(アジスロマイシン、クラリスロマイシン、ミノマイシン等)やキノロン(レボフロキサシン、トスフロキサシン等)が用いられます。. 出血からすぐに出てきた鮮血…鮮やかな赤い色 おりものに混ざって出てきた血液…ピンク色・茶色 出血から時間が経過した古い血液…茶褐色.
女性の婦人科(下腹部痛)お悩み
性行為後の出血は何日続く? 外傷が原因であれば、性行為後1日程度経過すれば出血は治まります。 着床出血でも、2~3日程度で治まるケースがほとんどです 性行為後に出血することはよくあります。性行為後の出血は、何らかの原因で腟や性器に傷がつくことで起こります。 例えば、腟が十分に潤ってい 性交時痛や性交後出血の原因は様々ですが、大きな原因として更年期にともなう女性ホルモン(エストロゲン)の減少が挙げられます。 また子宮内膜症などの子宮の病気や、性子宮内膜症・子宮腺筋症、子宮筋腫、排卵痛、卵巣嚢腫などの可能性があります。 診断 血液検査、妊娠検査、経腟超音波検査などを行います。 治療 各疾患に応じた治療を行います。. また、粘膜下筋腫は子宮内膜がただれて分泌物が出るので、 水っぽいおりものが多くなりやすい のも特徴です。. 診療ネット予約 ピルのオンライン診療 診療ネット予約. 感染しても症状がでなかったり、症状が軽くてすぐにおさまったりするため自分が感染していることに気づきにくい特徴があります。このため、人に感染させたり、知らないうちに病気が進行して重症になることがあります 自分が感染していたらパートナーも感染していることが多く、自分だけ治療しても、治療していないパートナーからまたうつされることがあります(ピンポン感染)。自分とパートナーが同時に治療することが必要です。 性感染症にかかったまま妊娠して治療を行っていない場合はや妊娠中に新しく性感染症にかかると、病気によってはお腹の中の赤ちゃんに感染(胎内感染)したり、腟を通って生まれるときに感染(産道感染)することがあります。生まれてきた赤ちゃんは重い病気になったり、障害がでたりします。. 性感染症の特徴 3. 生理用ナプキンやタンポンを1時間ごとに替える、あるいは夜中に起きてナプキンを替えるほどの出血がある 1週間以上出血が続く 経血の大きなかたまりが出る 経血がコントロールできず日常生活に支障が出る 生理中に出血のため倦怠感や息切れがする. また、茶色いおりものが出る以外にも、思春期は、経血量が増えて血液のかたまりが出る月経過多、腹痛や下痢などが起こる 月経困難症・PMS(月経前症候群) になりやすい時期です。. また、 出血量が明らかに多い場合には、経過観察を待たずに医療機関を受診してください。 傷が深かい、あるいは裂傷が大きいため、傷を縫い合わせる「縫合」という処置が必要なケースがあるからです。受診は、女性器の専門家である「婦人科」にかかることをおすすめします。. 不正出血はストレスが原因でも起こる? 生活習慣が乱れたり、ストレスが溜まったりすると、ホルモンバランスが乱れ、不正出血を起こすことがあります。生理は女性ホルモンの働きでコントロールされているため、 ストレスでホルモンバランスが乱れる と、生理不順や不正出血を起こる可能性も否定できません。また、過度なダイエットも、 ホルモンバランスを乱す原因となる ため、注意が必要です。. 流産による痛み 生理痛に似た下腹部の痛み、ほかにもお腹の張りや出血が症状として見られることがあります。生理と同じように子宮の内容物を外に押し出そうとするため、 子宮がキューッと締め付けられるような痛み を感じます。 【病気の可能性がある場合】生理以外で子宮が痛くなる病気と痛み方 先述の「病気でない場合」にあてはまらない場合、なんらかの病気が隠れている可能性があります。ここからは、子宮の痛みを伴う代表的な病気と、痛み以外の症状も紹介します 1. 不正出血は、 生理期間以外に起こる性器からの出血のこと です。不正出血の原因は、ホルモンの異常や婦人科系の病気など、さまざまなものが考えられます。排出される血液の色は、真っ赤な鮮血から茶色・ピンク色など幅広く見られ、 個人差が大きいのが特徴 です。. 膣口や外陰部の外傷 性行為中に、膣口や外陰部に傷ができることで出血します。 傷は1日程度で塞がることが多いですが、鏡などで傷を確認できない場合、 外傷ではなく病気が原因で出血している可能性も考えられます。 細菌感染の有無などを確認するためにも、婦人科を受診しておくと安心です。. 不正出血があっても、体調に大きな変化がない方も少なくないため、「病院に行くほどではない」と、症状を放置してしまいがちです。しかし不正出血は、 病気が原因の可能性もあります 。長期間続く場合や、毎月起こる場合には、医療機関で診察を受けるようにしましょう。一度検査を受けることで、患者様の不安を解消し、病気を早期発見することもできます。なお、不正出血は、 出血しているときに受診するほうが、原因が見つかりやすくなる ため、出血のあるときに池袋アイリス婦人科クリニックまでご連絡ください。. 突然、下腹部に痛みが生じ、どんどん痛くなってきました。 婦人科の病気ですか? いろいろな病気の可能性がありますが、もちろん婦人科の病気の可能性もあります。卵巣腫瘍のねじれや破裂、子宮外妊娠、骨盤腹膜炎、卵巣出血などの可能性があり、緊急手術となるものが多いです。緊急手術を必要とする病気は、手術するタイミングを逃すとお体に深刻なダメージが生じる可能性があります。このようなときは早く病院を受診してください。また婦人科の病気以外にも、虫垂炎(盲腸)や尿管結石などの可能性があります。北海道医療センターは各科が密接に連携しており、どの科にかかっても最終的には適切な担当科を受診できるようになっております。かかりやすい科でよいので受診をしてください。. どんな症状がでますか? 2. 不正出血はホルモンバランスの乱れや病気のケースもあるので、注意が必要 です。. 性感染症 クラミジアやトリコモナス、淋菌感染症といった 性感染症でも、不正出血が起こることがあります。 また、おりものの増加も特徴として挙げられます。 性感染症の疑いがある方は、性病検査を受けておくといいでしょう。 新宿駅前婦人科クリニックでも、性感染症検査・治療を受けられます。お気軽にご雑談ください。 性病検査をWEB予約する. 性行為後に出血し、それが妊娠によるものなのかどうかわからない方は、 生理予定日一週間後に市販の妊娠検査薬をお試しください。. wakanote デリケートゾーン おりものが茶色いのはなぜ?生理前後や妊娠・病気のケースを徹底解説!. 淋菌(Neisseria gonorrhoeae)による感染症で、おりものの増加や不正出血を認めることがあります。淋菌性尿道炎をおこすとおしっこをするとき尿道がすごく痛みます。クラミジアと同様子宮頸部から子宮内膜、卵管へと炎症がひろがり、骨盤腹膜炎や稀に肝周囲炎をおこします。卵管炎や骨盤腹膜炎では発熱と下腹痛を認め、不妊症や子宮外妊娠の原因になります。男性でも精巣上体炎をおこすと精子の輸送がうまくいかなくなり、男性不妊の原因になります。 オーラルセックスで咽頭に淋菌が感染した場合、淋菌性咽頭炎がおこりますが、症状はほとんどなく、性器淋菌感染症よりも治りにくいため、性器淋菌感染症が治っても咽頭の淋菌は残って他の人にうつす原因となります。 診断には子宮や尿道からの分泌物をスライドグラスに塗布、グラム染色を行って顕微鏡で見る方法、分泌物を培地に接種して培養する方法、PCR法に代表される核酸増幅法(PCR法以外にSDA法、TMA法があります)があります。 治療は内服の抗生剤に対する耐性菌が増えてきているため、原則 セフトリアキソン、セフォジジム、スペクチノマイシンといった注射薬で治療しています。子宮頸管炎ではこれらの抗生物質は1回の注射で治ることが多いですが、咽頭炎や骨盤腹膜炎を起こした場合はさらに3~7日間の注射が必要です。スペクチノマイシンは咽頭炎には効果がないと言われています。またセフトリアキソンにも耐性の淋菌が報告されているため、治療が終了したあと3日以降で淋菌が消えているかの効果判定の検査を受けることが重要です。. 性交後に痛むのはオーガズムで子宮収縮が起こるのでそれが関連しているかもしれません。 性交時に痛む場合は子宮内膜症などのリスクもありますが、婦人科検診をきちんと受けて異常がないならあまり気にしなくて良いでしょう。 排卵前後や月経周期に合わせて症状があるなら、普段から低用量ピルの服用をする事で改善するかもしれません。 今すぐ妊娠希望がないなら前向きに検討してみて下さい。. 更年期 (閉経前後5年間の約10年間)は、女性ホルモンが減少することにより、ホルモンバランスが大きく乱れます。. クラミジア感染症は、 日本でもっとも患者数が多い性感染症 です。「クラミジア・トラコマチス」と呼ばれる細菌によって引き起こされます。クラミジアは 無症状であることがほとんど ですが、感染により子宮の入り口が炎症を起こし(子宮頸管炎)、おりものが増加したり、不正出血が起こったりする可能性があります。. 出血からすぐに出てきた鮮血…鮮やかな赤い色 おりものに混ざって出てきた血液…ピンク色・茶色 出血から時間が経過した古い血液…茶褐色. 不正出血が起こる主な4つの原因 不正出血が起こる原因は、いくつか考えられます。不正出血の原因をくわしく見ていきましょう。 器質性出血 器質性出血は、 子宮・卵巣・腟などの異常で起こる不正出血 です。器質性出血を起こす代表的な疾患には、子宮頸がん・子宮体がん・子宮内膜症・子宮筋腫・子宮頸管ポリープ・子宮腟部びらん・腟炎などが挙げられます。 機能性出血 機能性出血は、女性ホルモンのバランスが乱れることで起こります。思春期や更年期など、 ホルモンバランスが乱れやすい時期 に起こることが多いです。 中間期出血 中間期出血は、生理と生理のあいだの 排卵期に起こる出血のこと です。排卵期出血とも呼ばれ、問題はありません。 その他の出血 上記3つ以外にも、妊娠初期の「着床出血」や、性行為によって腟が傷つく「外傷」などが原因で不正出血を起こすことがあります。. カテゴリ : 健康のおはなし , 産婦人科・周産期センター. 不正出血と病気の可能性 Metrorrhagia. 生理・婦人科病についての関連記事 ARTICLES. 子宮内膜炎 子宮内膜炎は、子宮内膜という子宮の内側にある粘膜に炎症が起きる病気です。何らかの原因で子宮の中に大腸菌やクラミジア、淋菌などの細菌が入り込んで増殖してしまうことで起こります。 生理痛のような下腹部痛、発熱、腰痛、不正出血、おりものの増加、排尿時の痛みなど がみられることがあります。 2.