昨年8月に、「 いまどきの子どもの男女交際、問題は? 」という記事で、各年代の子どもたちに合った性教育の必要性を書きました。今回は、中でも性行為そのものに最も関心が高まる中学生に対して、どう指導すべきか考えてみたいと思います。. AGNES CHAN OFFICIAL SITE ~アグネス・チャン オフィシャルサイト. 構成:菅原然子/イラスト: あべゆきえ. 本文にスキップします。 サイト内検索にスキップします。 教育エッセイ アグネスの教育アドバイス 教育つれづれ日誌 アグネスの教育アドバイス 映画と教育 震災を忘れない. 昨年8月に、「 いまどきの子どもの男女交際、問題は? 」という記事で、各年代の子どもたちに合った性教育の必要性を書きました。今回は、中でも性行為そのものに最も関心が高まる中学生に対して、どう指導すべきか考えてみたいと思います。 中学校の先生方にとって長い夏休みが終わる9月は、生徒たちが休み中、何事もなく過ごせたかどうか心配しながら迎える時期。生徒が妊娠などをしていないかという心配もあるでしょう。 日本の15~19歳の中絶率は、年代半ばから上昇傾向となり、年代後半に急上昇。年には女性全体のレベルを上回り、年には人口人当たり 私たち人間は生き物ですから、子孫を残すことは生きる目的の一つ。第二次性徴期を迎えた中学生に性的欲求が生じるのは、正常であり健康な証拠です。ただし、中学生がその欲求に任せるがまま性行為をしてよいのかと言えば、決して「よい」とは言えないでしょう。 なぜなら、中学生の性行為には「利用されないこと」と「粗末にしない・されないこと」という注意点が常に伴うと考えるからです。自分の性的欲求を満たすために中学生をその対象にする、という事実が社会にはあります。その中には買春などの性犯罪もあります。 また、男子生徒が自分の性的欲求を満たすために、女子生徒をおろそかに扱う。あるいは、女子生徒が性行為への興味から簡単に応じてしまう。そして結果、自分の心と身体を粗末にしてしまうということもあるでしょう。 このようなリスクを防ぐためには、まずは「自分の身体は自分で守る」という意識を子どもたちに持たせる必要があると思います。具体的には、性行為は妊娠に直結する行為であること、またHIVや性病をはじめ、将来にわたって自分の身体をむしばむ可能性のある病気の危険性、さらに犯罪に巻き込まれる怖さなどを、保護者や先生はしっかり教えなくてはならないと思います。. アグネス・チャン 年イギリス領香港生まれ。72年来日、「ひなげしの花」で歌手デビュー。上智大学国際学部を経て、78年カナダ・トロント大学(社会児童心理学科)を卒業。92年米国・スタンフォード大学教育学部博士課程修了、教育学博士号(Ph. この記事をクリップ クリップした記事. comや筆者から直接回答をお返しすることはありません。 ご意見・ご要望・気になること. 教育つれづれ日誌 男性の育児休暇を取るか取らないかの選択はもう必要ないのではないだろうか(1) アグネスの教育アドバイス 子どもの肥満の原因は?楽しみながら正しい食習慣を身につけよう アグネスの教育アドバイス 地球温暖化で水没しつつある国、キリバスから環境問題を考える(後編) 教育つれづれ日誌 「オリンピックを目指せ」「子どもの可能性は無限大」 なんていいかげんなことを言わないで! アグネスの教育アドバイス 地球温暖化で水没しつつある国、キリバスから環境問題を考える(前編) アグネスの教育アドバイス 公共の場で泣き叫ぶ子どもに困っています アグネスの教育アドバイス 何でもある生活が当たり前?感謝の気持ちを忘れずに アグネスの教育アドバイス 子育てしながら働きやすい社会をつくるために 教育つれづれ日誌 仕掛学が結ぶ家庭と学校の教育 教育つれづれ日誌 気づいたらグローバル 教育つれづれ日誌 新提言 シン・生活指導「生き方四原則」 教育つれづれ日誌 "生徒主体"の行事にするために アグネスの教育アドバイス 約束を守る力を育てるために大切なこと 教育つれづれ日誌 誰でも使える日本語指導の教材の紹介 教育つれづれ日誌 男性の育児休暇を取るか取らないかの選択はもう必要ないのではないだろうか(2) 教育つれづれ日誌 記号接地の問題について考える ~国語科の視点から~(2) 教育つれづれ日誌 伊那小学校訪問記~伊那中学校編~(3) 教育つれづれ日誌 「慣れ」から生まれるもの 教育つれづれ日誌 初任の先生からの質問「難しい保護者への対応」(NO. 映画と教育 『アイミタガイ』
中学生の性 保護者としてどう向き合う?【中学生の心と体】
”これのどこがエロいねん” コンドームの授業 隠さず伝える性教育 - ジェンダーをこえて考えよう - NHK みんなでプラス によくない」「よくない」と思っている人は、中1男子 %、中1女子 % 思春期相談コーナーは、思春期の皆さん(主に中学生、高校生の年代)に性に関する正しい情報を提供していくコーナーです。 「知らなかった」「うその情報だった」「誤解 セックスの意味を知っている中学生に中絶することをどう思うか尋ねた(表35)。「絶対. 中学生の性をどう指導する? - アグネスの教育アドバイス | 学びの場.com教育つれづれ日誌 誰でも使える日本語指導の教材の紹介 教育つれづれ日誌 「慣れ」から生まれるもの 避妊機序 大量の卵胞ホルモンにより、排卵の抑制と受精卵の着床を防ぐ 使用方法と管理 性交後72時間以内にレボノルゲストレル錠を2錠服用する。銅付加IUDの挿入は5日以内であれば有効である 利 点 性交後に効果がある唯一の方法で、バリア法の失敗、性的暴行による妊娠を防ぐための方法として推奨できる。 原則的には性交後72時間以内に服用するが、時間以内であれば、可能性があるので服用を勧める 欠 点 既に妊娠している場合は使えないので、服用前に妊娠検査を行う。72時間以内に医師の受診が必要である. それぞれの学校では授業を行うにあたって、その趣旨や内容を記した説明書を家庭に配布しています。保護者が授業に参加する学校もあります。これまで滋賀県内およそ80校で行われてきましたが、家庭からクレームが出たことは一度もありません。 授業のあとに保護者から学校側に寄せられた声です。. 教育つれづれ日誌 新提言 シン・生活指導「生き方四原則」
思春期保健相談ルーム 安城市保健センター
(7)知っている避妊 【NHK】中学・高校生がコンドームを手に取って正しい装着方法やその意義について学ぶ授業が滋賀県内で行われている。“コンドームの伝道師”の挑戦を 思春期相談コーナーは、思春期の皆さん(主に中学生、高校生の年代)に性に関する正しい情報を提供していくコーナーです。 「知らなかった」「うその情報だった」「誤解 <中学生 女性>は「成人になるまで性行為すべきでない」は%、「よく. わからない」は%となっています。 セックスに関する考え/中・高校生・性別.なんていいかげんなことを言わないで! また、関西学院大学では「セクシュアリティと人権」という科目で、主に1年生を対象にコンドームについての講義を行っています。特別講師をつとめるのは、ゲイやバイセクシャルの男性に、より安全なセックスを呼びかけている団体・MASH大阪です。 年から行っている講義では、コンドームにもさまざまな種類があることや、性感染症の説明や予防方法について具体的に伝えています。また学生どうしで5~6人のグループを作り、実際にセックスが行われそうな雰囲気になったときに自分はどう行動し、何を気にするのかを想像し、議論する時間も設けています。自分は相手のことを信用しているか、相手の気持ちはどうなのかなどまでを考え、自分なりの予防策を見つけてもらうことが狙いです。. 利 点 性交後に効果がある唯一の方法で、バリア法の失敗、性的暴行による妊娠を防ぐための方法として推奨できる。 原則的には性交後72時間以内に服用するが、時間以内であれば、可能性があるので服用を勧める. コンドームは避妊だけでなく性感染症の予防にも有効であり、性行動が活発な若者への使用と正しい使い方の普及開発は重要です。 近年、コンドームの国内出荷数は減少の一途をたどっていましたが、少子高齢化社会の到来や景気の停滞にもかかわらず年に増加に転じています。(右図参照). 相樂直子(さがら なおこ). 欠 点 性感染症は予防できない。乳汁分泌物を減らす作用があるので、授乳期には使用できない。医師の受診が必要である. ただでさえ保護者を煙たがりがちである中学生の時期に、よりプライベートな話題である性について、真正面から家庭で話し合うのは難しいかもしれません。とはいえ、性に関するトラブルの中には、子どもの身体や心の健康を大きく損なうものがあるのも事実です。 家庭では何ができるでしょうか。. html )。 テレビや新聞、書籍等で、子どもの性の話題をキャッチするのもよいでしょう。SDGsに注目が集まっているせいか(SDGsの目標の一つに「ジェンダー平等を実現しよう」があります)、性の多様性や性教育、月経等を扱う記事、番組を最近よく目にします。大人向けの性教育入門書を書店で見かけることも増えました。. 使用方法と管理 性交後72時間以内にレボノルゲストレル錠を2錠服用する。銅付加IUDの挿入は5日以内であれば有効である. 教育つれづれ日誌 新提言 シン・生活指導「生き方四原則」 この記事をクリップ クリップした記事. 教育つれづれ日誌 気づいたらグローバル 関連記事 保健室の先生に、中学生はどんな悩みを相談している?【心の悩み編 1 】 保健室の先生に、中学生はどんな悩みを相談している?【心の悩み編 2 】. 中学生になると、家庭で性について表立って話すのは、保護者にとっても子どもにとっても気恥ずかしく感じられてきます。 一方で思春期を迎え、身体や心に大きな変化が訪れた子どもには、性に関する悩みや不安が生じやすくなります。 保護者はこの時期、どのように向き合ったらよいのでしょうか。養護教諭(保健室の先生)やスクールカウンセラーとして子どもの性を見つめてきた、宮城大学の相樂直子先生に伺いました。 この記事のポイント 性への違和感が現れやすい、学校という空間 ー性的マイノリティへの理解ー 殴る、蹴るだけが暴力じゃないことを知って ーデートDVの問題ー 子どもの性に対して、保護者にできることは?. html )。. 避妊機序 子宮内に器具を装着することにより、受精卵の着床を阻害する。銅付加IUDは器具も小さく避妊効果が高い 使用方法と管理 医師が子宮口から器具を挿入する。半年~1年ごとに装着状態を確認する 利 点 性交に関係なく、服用の手間もいらず高い避妊効果がある 欠 点 医師の受診が必要である。自己管理ができない。ときに自然脱出することがある. 構成:菅原然子/イラスト: あべゆきえ. 思春期では月経が不規則であったり、無排卵のことがあって性周期が確立していないため、予定月経を正式に把握したり、排卵日を推定することが困難な時期で、基礎体温法やオギノ式では失敗して妊娠することがあります。パートナーとの関係性も婚姻という形をとっていない場合が殆どなので、確実な避妊法が求められます。その意味では経口避妊薬や確実なコンドームの使用が適しているといえます。 経口避妊薬は、平成9年に発売されたが、世界では既に40年以上も使用されています。わが国の使用率は3%程度で諸外国に比べて著しく低率です。低用量ピルはホルモン量も少なく避妊効果は優れており、月経困難症などがある場合の副作用も期待できます。性行動が活発で性交回数の多い若者には有効で確実な避妊法です。 高校生の避妊行動として性交中絶法が多く行われていますが、これは失敗率が高く真の避妊法とはいえないことを伝え、男性用コンドームはわが国では最も多く使用されている避妊法で、高校生の避妊法としてこの方法が多く用いられており、コンドームの破損や途中の脱落など失敗の原因を回避して確実に使用するように説明します。. 教育つれづれ日誌 伊那小学校訪問記~伊那中学校編~(3) 避妊機序 合成の卵胞ホルモンと黄体ホルモンにより性腺刺激ホルモンの分泌を抑え、排卵を抑制し、子宮内膜の委縮、子宮頸管粘液の変化により避妊できる. アグネスの教育アドバイス 何でもある生活が当たり前?感謝の気持ちを忘れずに 性の多様性は、学校の性教育でも発展的な内容として扱われるようになりました。そのほか、保護者世代の性教育では扱われていなかったであろう内容として、「性情報への対処」「性犯罪被害の防止」などがあります。 特に保護者の皆さんにも知っていただきたいと思うのは、「性犯罪被害の防止」のうち、パートナーへの暴力についてです。. 私たち人間は生き物ですから、子孫を残すことは生きる目的の一つ。第二次性徴期を迎えた中学生に性的欲求が生じるのは、正常であり健康な証拠です。ただし、中学生がその欲求に任せるがまま性行為をしてよいのかと言えば、決して「よい」とは言えないでしょう。 なぜなら、中学生の性行為には「利用されないこと」と「粗末にしない・されないこと」という注意点が常に伴うと考えるからです。自分の性的欲求を満たすために中学生をその対象にする、という事実が社会にはあります。その中には買春などの性犯罪もあります。 また、男子生徒が自分の性的欲求を満たすために、女子生徒をおろそかに扱う。あるいは、女子生徒が性行為への興味から簡単に応じてしまう。そして結果、自分の心と身体を粗末にしてしまうということもあるでしょう。 このようなリスクを防ぐためには、まずは「自分の身体は自分で守る」という意識を子どもたちに持たせる必要があると思います。具体的には、性行為は妊娠に直結する行為であること、またHIVや性病をはじめ、将来にわたって自分の身体をむしばむ可能性のある病気の危険性、さらに犯罪に巻き込まれる怖さなどを、保護者や先生はしっかり教えなくてはならないと思います。. 性感染症感染のリスクは高まり続けています。 感染すると性器や肛門、口にしこりができたり、全身に発疹が現れたりする『梅毒』の感染者数は今年、過去最多の1万人を更新し、今も増え続けています。 エイズを引き起こすHIVの感染リスクもなくなったわけではありません。近年のHIV新規感染者は年代後半のピーク時から徐々に下がってきていますが、そのスピードはコロナ禍で一気に緩みました。さらにコロナ禍で保健所の業務がひっ迫したことでHIV検査数が激減。コロナ前の4割にまで落ち込んでいます。その結果、感染者を把握しきれていない状況が続いています。. 性に関する相談ごとは、個人の尊厳にかかわるデリケートな領域に触れざるを得ないこともあり、養護教諭やカウンセラーにとっても、決して簡単なテーマではありません。保護者の皆さんも、対応に苦戦する場面が出てくるでしょう。反抗期でもあるため、理不尽に思える行動にも出会うかもしれません。 でも、子どものできることが増えていく、身体や心が成長して大人になっていく、その過程に寄り添えるのは、保護者にとって喜ばしいことでもあるはずです。どうか面倒くさいからとあしらわず、大人の階段を上がる様子を後ろから見守る、温かいまなざしを大事にしていただければと思います。. 教育つれづれ日誌 "生徒主体"の行事にするために 利 点 毎日、定時に服用すれば確実な避妊効果がある。性交と無関係。月経痛の軽減、にきび、多毛の軽減。卵巣がんの予防などの副効用がある 欠 点 性感染症は予防できない。乳汁分泌物を減らす作用があるので、授乳期には使用できない。医師の受診が必要である.